陶器と磁器の違い

陶器と磁器は素材が違う

陶磁器と一言で表現されるものは、正確には陶器と磁器の2種類を含んでいます。
また詳しくない方が陶磁器と話をするときには食器全般を含む、陶器・磁器以外のあらゆる食器を指す場合が多いようです。
それでは広い意味で食器にはどのような分類があるのでしょうか。それぞれの特徴を見てみましょう。

陶器

陶器とは粘土質をかたどって作られた製作物のことです。いわゆる陶土と呼ばれる粘土で作られたもので厚手の生地になります。
水を吸い込む性質があるため、お茶などの味や香りが染み込み、使うほどに味わい深くなる事から好まれる性質があります。
一方で保管する際にはできる限り水分を取り除いて保管しなければ、カビ臭さが生じることもあります。

磁器

磁器とは石英・長石を主成分とする石を粘土質にしたものをかたどって作られた製作物のことです。いわゆる陶石と呼ばれる粘土で作られたもので、薄手の生地になります。
吸水性は無く、薄いため光を通す性質があり、コーヒーや紅茶を入れると光を通してきれいに見えます。
熱しやすく冷めやすい性質があります。

炻器 (せっき)

炻器とは陶石や陶土をかたどって作られた製作物のことです。陶器と磁器の中間と分類されるものです。
陶器と質感が近いものの、吸水性が無いのですが、うわぐすりが使われていないものがほとんどのため、汚れやすく、定着すると落ちにくいため、手入れは素早く行う必要があります。


比較項目陶器磁器炻器
透光性無しあり無し
吸水性あり無し無し
釉薬ありあり無し
焼成温度1100℃~1300℃1300℃1200℃~1300℃
絵付け釉薬の下釉薬の上基本無し
デザインやんわりとした柔和なデザインが多い線描写が明確。写実的デザインも可能。プリントデザインも磁器で作られる。表面凹凸で表現したりレリーフがつく

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする