アラビア

アラビアイメージ

ARABIA www.arabia.fi/en/Muumit-ja-muut より

アラビア概要

フィンランドで誕生した陶磁器メーカー。1873年に開窯し、実用食器にも美を与える事をコンセプトに、庶民的な食器とデザインを融合させた作品を多数生み出す。今日、アラビアは洗練された北欧デザインとして極めて高い人気を誇っている。特に「ムーミンシリーズ」は1950年代から今日に至るまで、多くのコレクターを輩出しており、ムーミンマグからアラビアを知るユーザーも少なくはない。

現在は工具メーカーであるフィスカースグループの傘下であり、ロイヤルコペンハーゲン、iittala、ロールストランドと同じグループに属している。

日本の総代理店は株式会社スキャンデックス。

アラビアの歴史

アラビアは1873年、フィンランドにて開窯した。ロールストランドの子会社として誕生した同社は1874年から生産を開始するが、需要の急増も後押しし、急激に拡大の一途をたどる。アラビアの社名は同社のあった地区名に由来するものである。

1910年にはロールストランドから完全に独立したことを契機にさらに勢いをつけ、フィンランドを代表する陶磁器メーカーとなる。戦火の中他の窯業の衰退をものともせず一大産業として経営を続け、1980年にはかつての親会社であるロールストランドを傘下に収めた。しかしその後1990年にはハックマングループから買収され、iittala、ロールストランド、アラビアが一つの会社のブランドとして展開される事となった。その数年後にはイッタラグループが親会社として台頭したものの、イッタラグループもまた2009年にはフィスカースグループに買収される事となり、今日に至る。

アラビアの特徴

アラビアの最大の特徴は北欧デザインにある。温もりに溢れるデザインが多く、ほっと出来るひとときを提供してくれる作品ばかりである。
寒冷地において温かさを感じられる厚手の食器。手がかじかむ中でも壊れないようにと丈夫に作られている。フィンランドの生活に寄り添うため、アラビア製品はオーブン使用にも耐え、冷凍庫でも保管が出来る。金彩が無ければレンジでも調理出来、しつこい汚れには漂白剤も使用が可能である。生活に密着した食器に美を与える事がコンセプトであるため、料理には非常に扱いやすいという特徴がある。問題を上げるとすれば、重い事くらいである。

アラビアのB級品

アラビアはA級品、B級品と呼ばれるクオリティの差があり、B級品はプリントズレや歪み、傷等がある。ただし製品を見極める事は困難であるため、中古市場での入手は注意が必要となる。稀に薄く傷がつけられた食器が出回っているが、メーカーによる対処であるかは定かではない。

アラビアの代表作

アラビアの代表作パラティッシ 出典:www.arabia.fi/Tableware/Paratiisi

アラビアの代表作パラティッシ 出典:www.arabia.fi/Tableware/Paratiisi


ムーミン
1950年代より続くアラビアの大ヒットシリーズ。イヤーマグと呼ばれる1年間しか手に入らないマグは軒並み希少価値がついており、オークション等で高値で取引されている。

パラティッシ
パラティッシは陶芸家ビルガー・カイピアイネンによりデザインされた、繊細さと力強さを表現した作品。大胆な色使いでありながら繊細にまとめ上げる芸術性の高さがうかがえる。カラーバリエーションが多く、個性的なテーブルデザインが可能である。

アラビアの動画