ブランド洋食器 アラビア

アラビアはムーミンマグでお馴染みのブランドですね。

フィンランドが生んだ「THE 北欧食器」の最高峰。

その誕生の歴史やコンセプトを紐解いてみましょう。

アラビアの歴史は丈夫な歴史

アラビアの歴史は1874年まで遡ります。

もともとアラビアは洋食器ブランド ロールストランドの子会社でした。
ロールストランドはスウェーデンのブランドでしたが、枝分かれするようにアラビアが誕生したため、二つの会社は似通ったデザインを今でも作っているのです。
ちなみに社名アラビアの由来は、当時工房があったエリアがアラビア地区だったことにちなんでいるのだそうです。

さて、アラビアには誕生当時から1つのコンセプトがあります。
実用の美です。
これは、丈夫で美しい食器を手の届く価格で届ける、というそれまでの常識を覆す取り組みでした。
セレブ相手ではなく、市民の生活に根ざす食器づくり。

陶磁器メーカーとしては遅まきのスタートでしたが、それが功を奏し、一気にフィンランドに広まっていったのです。
北欧の生活に根ざすため、また陶器の強みを活かせるように、アラビアの食器はオーブンにも耐え、手荒く扱っても割れない丈夫さを兼ね備えるようになりました。

独立、そして北欧食器を代表するブランドへの強い味方

アラビアの代表作キルタもここからスタートしたのです。

代表作キルタもここからスタートしました。


1916年、戦争の影響からロールストランドはアラビアを手放し、アラビアは独自路線を展開せねばなりませんでした。

しかしアラビアのコンセプト「実用の美」は、その後もアラビアを助けるものとして語り継がれます。
その貢献者こそがカイ・フランク。アート担当ディレクターでした。

彼は次々に新たなデザインを生み出し、その功績によって現在のアラビアがあるとまで言われるようになったのです。
そんな彼が生み出した人気デザインがキルタなのですが、ちなみに彼は翌年からイッタラも兼任するので、
どこか似通ったデザインを感じさせると思っているあなたは間違いではありません

北欧食器とはアラビア、アラビアとは北欧食器。

ムーミンマグはプレミアがつくほどの人気

ムーミンマグはプレミアがつくほどの人気


カイ・フランク加入後のアラビアは、世界的な北欧スタイルの流行にうまく乗って成長します。
様々なデザイナーを雇用するも、その源流となる「実用の美」は損なわれる事はありません。

磁器と違い、陶器は釉薬の下に絵を書きます。
そのため焼き上がりと同時に柔らかな雰囲気が表れ、どんなに洗っても落ちる事はありません
また、長年使い続けられるデザインが多数作られますが、そうした事も相まって、
アラビアは世界中で愛されるようになります。

その中でも、日本でのアラビア人気を決定付けたものこそムーミンマグシリーズでした。
ムーミンマグにはムーミンイヤーマグというものがあり、年に1度出るという限定感から、
世界的に大ヒットしました。現在ではキャラクター性も相まってプレミアがついています。

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