ブランド洋食器 ヘレンド

洋食器ブランド ヘレンド

ハプスブルク家の支援により花開いた名窯

ヘレンドは1826年、シュティングル・イムレによって創業となりました。ヘレンドが成長を遂げるきっかけとなった人物にフィシェル・モールがいます。彼は上流貴族からの特別オーダーに応じる事でその名を広めていきました。そのオーダーとは「上流貴族が持つ食器の補充」、つまり欠けたり割れたりした食器を模倣してほしいというオーダーでした。オーダーを受けるブランドはマイセン、ウィーン、セーブルといった名窯たちばかり。そうした食器を模倣するうちに、自らそうした高品質の磁器を生み出したいという意欲を感じるようになり、その思いはやがてロンドン万博において高い評価を得る事になったのです。
(以上はヘレンドの公表する説に基づく。)

多彩なシノワズリが特徴のヘレンド

シノワズリとは東洋趣味のことで、食器の世界では日本や中国(主に柿右衛門と景徳鎮)を模倣した、またはそれらにインスピレーションを受けて作られた作品たちの事です。

ヘレンドにも多くのシノワズリが存在しています。その制作を推進させたのもフィシェルでした。彼は多くのシノワズリを上流階級に提供していた事は、前述の模倣の範囲は西洋のみに留まらなかった事を意味しています。

さて、そのフィシェル・モールの抽出したシノワズリの要素は今もなおヘレンドらしさに変わり生き続けています。

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